瀬尾まいこさんの『夜明けのすべて』
2024年2月に映画化されることが発表になり、話題となっています。
何を隠そう、私の推し×推しがW主演を務めるのである・・・
これは絶対観にいかねば。しかも、私のありったけの心と愛を込めて観に行きたい。
それならば、事前に原作を読んで行こう。
ネタバレはOK派。むしろ、事前に出来るだけ理解した上で映像は観たい。
そう思って、図書館で予約。やっと回ってきた順番に小躍りするような気持で受け取りに行き、一晩で読み終えた。
追記:文庫本が出たので手元に置いておきたく、購入しました📚
萌音ちゃんと北斗くんを想いながらの読書
一気に読み終え、夜中0時を過ぎた一人きりのリビングで「はあ~楽しみ」が読了第一声。
原作を読んだ後に映画化されてワクワクするのも良いが、映画化が決まって初めて原作を読むのもいい。
藤沢さんは萌音ちゃんで、山添くんは北斗くんで再生されながらの読書。
こんな風に小説を読むのは初めてだったけれど、これは楽しい。新しい読書の楽しみ方だ。
ぶは、っと吹き出してしまった「藤沢さん、少しだけ一人で怒っておいてもらっていいですか?」とか、「その辺の雑草抜いといてください」とか、北斗くんが言うのかしら。
ずかずかと山添くんの所に行って、ずかずか行ったクセにおどおどしちゃう萌音ちゃんとか、観られるのかしら。それに大笑いする北斗くんも。
萌音×北斗が一緒に笑いあっているところなんて、考えただけでにやけちゃう。
え~~楽しみ楽しみ楽しみ~!!!と、推しへの愛も相まって、あっという間に読み終えてしまった。
推しだから、というひいき目もあるかもしれないが、萌音ちゃんと北斗くんの演技が大好きだ。
今まで好きな芸能人は?と聞かれても「別にいないかな~」だった私が
観てるドラマは?と聞かれても「特にないかな~」だった私が
この二人が出ているものならなんだって観るようになったのだから、人を魅了する二人であるには違いない。
繊細なテーマであると思うが、この二人なら、その繊細な部分にまで思いを巡らせて、そこに心を通わせてくれるだろうな。
希望の灯
このお話は、著者の瀬尾さんご自身がパニック障害を抱えている中で描かれたもの。
「楽しみが不安に変わる日々」とは、文字にするとたった数文字だが、ご本人にしか分からない苦難の日々があったことと思う。もちろん、今も続いているのかもしれないし、終わりはあるようでないのかもしれない。
それでも「明日を待ち遠しく感じることができる」ようになったのは、助けてくれる誰かの存在であることをお話されている。
困難の渦中にいても、希望の灯を見出すことができる。
自分の存在は、それがたとえ自分が望んでいるような自分でないとしても、誰かの夜明けになれるのかもしれない。
どんな自分であっても受け止める、強さと優しさを感じるお話だった。
子どもをもつ親としては、山添くん、幻滅なんてしないよ。と言いたいけれど、子どもってそうだよね。子どもだった自分も、そうだったもんね。
いつかもし傷つくことがあれば、羽を休めに帰って来てもらえる家庭を築きたいな。
そう思いつつ、順番待ちで待っている人のために本を返しに行きます。
北斗くんの髪
北斗くん、髪が長かった時期がけっこうあったのは、この撮影だったのかしら。
ほんとに藤沢さんはハサミを携えてやってくるのかしら。
読んでいて面白かった部分なので、是非ともと思いますが、どうなっているのかも楽しみです。
北斗くんは、アイドルであるけれども「ここは自分の髪で再現した方がいい」と言って、差し出してくれているような気もします(笑)
映画公開が、より待ち遠しくなりました。
映画化されるからと、書籍を定価以上で売っている人からは買わないでおきましょうね🤨🫥🥲
瀬尾まいこさん、読んで、好きで、手元にある本たち。
萌音&北斗 共通絵本
二人が、この映画の撮影で「いいよね!」と盛り上がった絵本があるそう。
もりのへなそうる
いやいやえん
こちらは、ぐりとぐらと同じ作者さんと絵師さん🖋
ぐりとぐらのかるたが家にありますが、日本語に響きがとても美しいので、この絵本もそのような感想が多いです😊